台グスクの樹木たち32. フクギ
中城公園
フクギ
方言名:フクジ(沖縄) フクギィ(辺野喜) プクルギー(宮古) フクシキ(石垣、西表)
フクギ科 奄美群島~先島諸島
高さ10mに達する常緑の高木です。雌雄異株。葉は対生、厚革質です。葉が厚いので、2枚つけて草履として遊びに使っていました。花は黄白色、5~6月に開花。果実は9~10月に熟しますが、あたり一面に強い匂いを放ちます。熟した実は食べられます。
利用は防風防潮林、屋敷林、防火林として植えられます。樹皮からは黄色の染料がとれ、沖縄伝統工芸の紅型に使われます。公園、街路、庭園、風致林にも利用されています。
名護番所跡のフクギ群 県指定天然記念物 沖縄島 1974年指定
久米町真謝のチャラフクギ 県指定天然記念物 久米島 1970年指定
塩川御嶽の植物群洛並びにフクギ並木 県指定天然記念物 多良間島 1974年指定
運城御嶽のフクギ群落 県指定天然記念物 多良間島 1974年指定