台グスクの樹木たち19. アカギ
中城公園
アカギ
方言名: アカギ(沖縄諸島) ハンギ(真喜屋) アカツギ(宮古) アカンキ(石垣)
コミカンソウ科 沖縄、台湾、インド、マレーシア、ポリネシア
アカギは高さ25メートルに達する常緑の高木です。沖縄では民家の近くで育つ高木の一つでなじみが深いです。花は初夏に咲き、その後果実が付き晩秋に熟し食べられますが、えぐみもあります。資料には太い幹を材に使い、東南アジアでは若葉を魚料理の薬味に使い、利尿、解熱、切り傷に使う薬効もあるとのことです。性質が強いので日陰、公園、街路樹として使われています。
アカギの名前がそのまま和名になった例、赤木で樹肌が赤いことからつけられました。アカツギは赤い血液のような木の意味。
アカギの葉の汁を吸うヨコバイ科コロアナ属の一種の虫が被害を与えていて、落葉し、ひどいときには枯死に至ることもあるそうです。