台グスクの樹木たち7. クワノハエノキ
中城公園
クワノハエノキ
方言名:カビンギ、クワギウト、ナリャマキ
アサ科 日本の南、南西諸島、小笠原に分布
クワノハエノキは落葉の高木。民家の近くから山地まで普通に見られます。沖縄では珍しく、きれいに落葉し、早春に新芽が出ます。樹形がよいので庭園、公園、屋敷林に使います。生長は早く、苗木から十数年もすれば高さ10mくらいにはなます。材は器具材、薪炭材に使われていました。
県指定天然記念物のチョウ、タテハチョウ科フタオチョウの食草として知られています。また同じタテハチョウ科テングチョウの食草でもあり、美麗なオオシマルリタマムシの発生木です。小さな公園、公民館の庭、学校の校庭、御嶽林等に大木が生育していることがあり、市町村によっては名木に指定しているところもあります。
ビンギ 南城市百名 推定樹齢200年
津堅小中学校のクワノハエノキ うるま市勝連津堅 推定樹齢75年